2月5日。発症後11日目。
グラフ上は、ほぼ同じとなった。幸いなことだ。耳鳴りや、こもった感じはあるが、いくぶん楽になった。
それから、今日新しい発見があった。非常に興味深い。聞こえるようになったのは良いのだが、左耳と右耳では、音の高さが違うのだ。
右耳で聞くとフラットして聞こえる音がある。さすがに、低音域だとわかりにくいが、高い音になると、右耳で聞く音がわずかに低い。何ヘルツ下がっているかわからないが、ギターならペグを回したくなる感じと言えばよいか。
なるほど、耳がいいとか悪いとかいう意味がわかった。誰でも同じ高さで聞こえているわけではないんだな。センサーがうまく(基準の周波数通り)働いている人が「耳が良い」のだろう。センサー(内耳など)次第で、音はずれるのだ。
あぁ、これじゃ指揮者になれないじゃないか(おいおい、もともと無理だろ)。しかし、人間のセンサーは良くできている。科学技術を前提とせず、自然と発生・進化をした生物の機能にあらためて心を動かされた。